グランド・ジョーの作品情報

【公開】
2014年4月11日アメリカ。日本では2016年1月30日に公開。

【監督】
2013年に「セルフィッシュ・サマー」でベルリン国際映画祭の監督賞を受賞したデヴィッド・ゴードン・グリーン。そのほか、ホラー映画「ハロウィン」などの監督も務めている。

【キャスト】
1995年の「リービング・ラスベガス」でアカデミー主演男優賞を受賞したニコラス・ケイジ、本作で第70回ベネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した注目の若手俳優タイ・シェリダンのW主演。

【映画の見どころ】
この映画の一番の見どころは、役者たちの演技力。

オスカー俳優であるニコラス・ケイジはもちろん、ゲイリー役のタイ・シェリダンの演技も見事。

15歳の少年でありながらも、父親の暴力に耐え、母と妹を支えてきたたくましさ、そしてジョーとの関わりの中で時折見せる、子どもらしい表情を見事に演じきっています。

そしてもう一人、虐待的でアルコール中毒であるゲイリーの父親、ウェイ・シェイダンの役を演じたゲイリー・ポールターです。

なんと、彼は実生活でもアルコール中毒のホームレスで、監督が自らスカウトした人物。

本当にアルコール中毒な上に、荒んだ生活をしているので、雰囲気がリアルで存在感があるのも納得です。

さらにこの人、撮影終了の2週間後に川で溺死してます。なんでも、アルコール中毒がひどく、ほとんどまともな状態のときがなかったそうです。

こうした背景を知った上で映画を観ると、より登場人物たちのセリフに重みが増すと思います。

【あらすじ】
48歳のジョー(ニコラス・ケイジ)は、アメリカ南部の田舎町で森林伐採事業の仕切り役をしている。

彼には前科があったが、その真面目な働きぶりに仲間からの信頼も厚かった。

ある日、ジョーのもとに15歳の少年、ゲイリー(タイ・シェリダン)が働かせてほしいと頼みに来る。

ゲイリーは飲んだくれの父親の暴力に耐えながら、母親と妹の面倒を見ていた。ジョーは、ゲイリーの必死の様子に負け、彼を雇うことに。

一緒に働いていくうちに親子のような関係を築いていた2人だったが、ある日ジョーが、以前バーでトラブルとなったウィリーに肩を撃たれ怪我をしてしまう。

そのことを知ったゲイリーは、橋の上でウィリーに声をかけ、いきなり殴りかかってきたウィリーを逆に殴り返す。

これがきっかけで、2人は執念深いウィリーに目をつけられてしまい、さらなる困難に直面していくことになる。

グランジョー
グランド・ジョー